【参加報告】奈良県スマートシティアイデアソン 2021

こんにちは.松永です.2021年2月27日(土)と28日(日)の二日間に渡って,奈良県スマートシティアイデアソンが開催されました.本イベントは奈良県が主催しました.スマートシティ実現に向けて多様なアイデアを収集することや,機運醸成が目的です. 先端技術を活用したまちづくりが求められることから,奈良先端大の一員として起業部から5名の学生が参加しました.各日とも40名程度が参加し,5グループに別れて議論を行いました.その後,各グループが成果発表を行い,発表に対する質疑が行われました.

  • 日時
    • 2021年2月27日 13:00-17:30
    • 2021年2月28日 13:00-17:30
  • 場所
    • 南都商事株式会社 本社4階 新大宮セミナールーム(奈良市大宮町6丁目2-1)
会場の様子
付箋を用いて,アイデアを出し合う様子(現地チーム)
Miroを用いて,アイデアを出し合う様子(オンラインチーム))
発表の様子

生活者目線での「古都奈良で先端技術を活用した住まい方」

初日である27日は,「生活者目線でどのようにスマートシティに住みたいか」というテーマで発想を行いました.ここでは,AからEまでの5グループのアイデアの一例として,AグループとEグループの事例を紹介します.

グループA 「安心して歩ける街」


グループAは先端技術を活用した「安心して歩ける街」づくりを提案しました.
「安心して歩ける街」の実現のために,さらなる向上が望まれる課題として下記のトピックがあげられました.

  • 課題
    • 認知症を患う高齢者の徘徊対応
    • 子供が安心して遊べる環境整備
    • テレワークの環境整備
    • サードプレイスの整備

これらの課題に対して,下記のような解決策が示されました.


グループE 「ブランド発信力がつよいならまちへ!」



起業者,働く目線での「古都奈良で先端技術を活用した働き方」

二日目である28日は,「働く目線でどのようにスマートシティで働きたいか」というテーマで発想を行いました.
ここでは,AからEまでの5グループのアイデアの一例として,Eグループの事例を紹介します.

グループE 「課題解決マッチング・プラットフォーム NARAKU」


グループEは先端技術を活用した「課題解決マッチング・プラットフォーム」の創設を提案しました.
奈良県に所在する企業やアカデミアのさらなる向上が望まれる課題として下記のトピックがあげられました.

  • 課題
    • 企業
      • 現実社会での課題が見えているが,先端技術の活用方法に不慣れが場合がある
    • アカデミア
      • 先端技術に精通しているが,実際の現場で十分に試せていない場合がある

これらの課題に対して,下記のような提案が示されました.

アイデアソンの所感

私の普段の生活では知り合えない様々な属性の方々と意見交換をすることができ,大変刺激をいただきました.これまで私は,「技術Aを用いれば,未来Bを実現できる」という順で発想することが多かったのですが,今回のアイデアソンはその逆で,「未来Bを実現するために,技術Aを用いたい」という順での発想が求められました.私の発想法は,自らの手持ちの技術や知識の中でしか発想できない制約や,現実的に到達可能な未来しか発想できないといった制約がありました.チームの多様なバックグラウンドを持った方と意見を交換することや,未来志向の発想法を用いることで,自分以外の技術や知識が獲得できたり,理想的な未来を描くことができました.

最近の記事

  • 関連記事
  • おすすめ記事
  • 特集記事
PAGE TOP